下川暮らしのひとみってぃ Vol.3.5
みなさんこんにちは!
この間まさかの1つの記事に収まらないほどの分量になってしまったので、
②ひとみってぃ、外回り!?だけまとめてVol.3の付録として
『②ひとみってぃ、外回り!?』詳細編を書かせていただくことにしました!
前回のおさらい
2. 下川町民の皆さんを知る←ここのために、課の皆さんに教えていただいたあらゆる団体や集まりにヒアリングしに?顔を売りに?交流しに?現在進行形で駆け回っております。
今の時点で3団体 + 1ツアーアテンドをこなしてしております。
ちょっと②だけで書き切れるほどの内容量ではなかったため、②ひとみってぃ、外回り!?詳細編を付録として書かせていただきます。
この外回りでの目標は、
・下川町民に一刻でも早くウェルカムされること
・町民と交流し、顔をおぼえてもらい、馴染むこと
・町民の意見を聞き出すこと
・これらを元に清水瞳広める戦略のヒントを得ること
です。
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ではでは、始めさせていただきます!3団体+1ツアーアテンドのラインアップはこちら!
①アイキャンサロン
②社会企業大学アテンド with 森の生活
③ばくりっこ(消費者協会)
④老人クラブ
①アイキャンサロン(6/7)
さあ、みなさん、お気づきですか?そう!アイキャン!このサロンはマイホーム、アイキャンハウスの食堂で週1ほどのペースで開催されるのです。あれまびっくり。そのため、迷子になるはずもなく、楽しく我が家でお昼を食べて待機していました。(13時半〜サロンはスタート)
このサロンでなにをするかというと、脳トレゲームや、交流をします。今回の参加者は5名のおばあさまたち。こちらのサロンは「ひまわり」という介護事業所がいろんな場所で開催している中の1つで、金曜日の13時半からアイキャンハウスで開くサロンの名前は「アイキャンサロン」なのです。
みなさんとても時間を守る意思が強く、まさかの1時間前行動、つまり12時半ころからおばあさまたちが集まり始めました。食堂でご飯を食べていたらにこやかに受け入れてくださり、「何食べてるの?」などと気さくに話しかけてくださいました。13時半になり、サロンの担当の方が到着、ついにサロンの始まりです!自己紹介等済ませ、驚いたことがあります。アイキャンサロンの平均寿命、
まさかの
88歳!!!
え?おかしくない!?見た目と元気度的には70歳にみえるんですよ。若さの秘訣、是非とも教えていただきたい。
そんな元気なおばあさんたちとしたゲームは、
焼肉ゲームと、スプーンすくいリレーです。これ、両方ともすっごく難しいんですよ。
びっくりしました。
焼肉ゲーム
私たちが2つの家族になり、競って焼肉を食べるゲームです。10種類くらいの焼き物?が入っている袋の中から最初に6つ選び、その縛りで両家がじゃんけんで袋の中から選び、6種類の具材が網に乗るまでじゃんけんをして袋から具を選ぶ権利を得るのです。
このゲームのコツは、
・自分の役割(今回はお父さん、お母さん、わんちゃん)を覚えていること
・6種類の具を覚えていること
・じゃんけんに勝つこと
です!!!
大盛り上がりで焼肉大会は幕を閉じ、全員のお腹が少し空きました。
スプーンすくいリレー
これもとっても難解なゲームです。
たくさんの豆、たくさんのボタンやおはじきをスプーンでひたすら別の容器に移していきます。
スプーンは普通のスプーンとアイスクリーム用のスプーンでやってみましたが、アイスクリームスプーンのむずかしいこと!おはじきってやつがなかなかすくえず、苦労しました。
最後に、世間話をすると、SDGsのロゴをみたことがある方が半数を占めていることに驚きました。おばあちゃんたちが、色とりどりのやつ!と言及されており、さすがすぎる・・・と思わず下川力に感激。ほぼ全員が家庭菜園で畑仕事をしており、最近の変な天気(少雨と寒さ:この日も寒くてヒーターをつけていました)について話し合っていました。とにかくお元気な皆さま、いろんなイベントに誘っていただいて、すっかり一員の気分です。こんなに温かく迎え入れてもらっていいのだろうか・・・。下川町民の皆さまとの交流企画にいいスタートがきれました!
②社会企業大学スタディツアーのアテンド with 森の生活 (6/8,9)
初めての土日にまさかの初アテンド!どきどきしながら、NPO法人森の生活の社長で、SDGs未来都市部会町民委員長の麻生さんたちと打ち合わせ!私のお仕事は2日間のカメラ係とブログ係!
いろんな下川町のコアな方(我らが上司、蓑島さま!)や、下川に移住し、起業された方々のお話を真面目に聞くことができました!この真面目、というのが重要で、普段接しているとお話を聞こうとすると割とな高確率でおしゃれなジョークで切り返されて爆笑に終わってしまうんです。切り返しのうまさに圧倒され、結局重要なことが聞けずにからかわれて終わります。そういう観点から、真面目な皆さんのお話を伺えるこの機会は本当に貴重だったし、外部からの視点も見聞きすることができ、さらにそれを振り返りとして記事に書かせてもらえたことが大変いい経験となりました。森の生活さん、下川の「心産業」に触れる、いい機会をありがとうございました!
フプの森さんにてトドマツの香りを楽しむ御一行
「森の生活だより」の方に詳しく綴りましたので合わせて読んでみてください!
ここからはキーワード!
"過去今未来、マーケットが違う。修理しているものは過去を未来のマーケットに、
今作っているものは今のマーケットに。"
"目の前のものをどうにかして生まれ変わらせたい。30年使って味が出るものを作り直したい"
"家具を大事にしてる人が周りにいると自分も柔らかい人間になれる。そういう柔らかさ、
優しさを感じるために家具の修理を行なっている。"
"地産地消的な、自己満足だけど、周りの見ている世界で物作りをしたい。顔の見える野菜、木ver."
"鹿を殺してお金をもらってるもったいないかつ意味がわからない状況を変え、
住民の役に立つスキームづくり"
"楽天的 失敗前提でやってみよう。やれるとこまでリスクを下げてやってみる"
素敵な言葉がたくさん散りばめられた2日間、SDGsの本質とは、なぜビジネスにおいてSDGsが流行っているのか、SDGsウォッシュを防ぐためにはなにをするべきなのか、自分になにができるのか・・・。そんな「もやもや」をたくさん皆さんに残せていたらなと・・・。
③ばくりっこ(消費者協会)(6/11)
この度、念願のばくりっこにお邪魔させていただきました!
ばくりっことは?
ばくる・ばくりっこ:北海道方言。交換し合うこと。
からきている名前です。
週3(月・木・土)12:00〜16:00限定で開店
2018年、つい一年前にオープンしたこちら、もう使わなくなったあらゆる町の皆さんのモノをほしい人に提供する、いわば中古屋さん。オープン当初の様子はこちら!
平均年齢:75歳
消費者協会が会員の高齢化により解散の危機に陥った時、存続のため、そして埋め立てゴミ削減(下川の埋立場が満杯になり、名寄までごみを運ばなければいけなくなった)の為町役場からの依頼でばくりっこ誕生。現在は活動の1つとしてばくりっこのお手伝いをしているそう。消費者協会さんは現在、オレオレ詐欺の呼びかけや、エシカルについて、末吉さんx松本さんの講演を聞いて少しずつSDGsについて、町についてお勉強。他の行事として、料理教室やフリーマーケットを実施し、一般の町民向けにもやっているおり、とても活動的な団体だとびっくり!ばくりっこができ、消費者協会の活動が楽しくなってきたからと会員も増加しているそう。
室内の雰囲気はこんな感じ!落ち着くごちゃつき加減でしょ!
ばくりっこでは、いらなくなったものを売る以外で、皆さんの憩いの場として油を売ること大歓迎でやっていて、皆さんいつも楽しみにお客さんを待つのだとか。おしゃべりはとっても大事な情報交換の機会で、最高で先週10人でお茶をして座る場所がなくて困ったとか!?
今回はお客さんが持ち寄ってくれたお洋服を畳んだり、モノの配置を整えたり、目立つように置きなおしたりしました。この日はお客さんが集まらなかったため、皆さんとゆっくりお茶をし、さらには全員スマホ保持者なのでスマホ、ラインのお困りごとを解決する「スマホ教室」をしたり、お話を伺うという活動が私のメインイベントでしたね。
さらにさらに!ばくりっこ内には森のてしごとやというハンドメイド雑貨をつくる女性団体の作品展示スペースも!こうやって下川内のものが置いてあるの、とってもいいなぁ〜!なんだかあったかい気持ちになります。
皆さんの会話中に気づいたこと
・身近なものじゃないから、さらに言葉がわからないから理解できない
(森の生活とかタノシモとかSDGsとか)
・年を取るごとに社会から離れていっている感
・新しい刺激があるから、移住者や若い面白い人いると嬉しい
・おばあさんの一人暮らしが半数(居場所のためのばくりっこ)
・スマホ保持者がほとんど。とても元気で活動的
・皆さんにとっての「この間」は2桁の年数。話が噛み合わないことを再確認し、
下川町史を手に取るようになったきっかけ。「ちょっと前の台風」を調べたら半世紀前だった。
④老人クラブ(6/12)
今回集まったメンバーはまさかの35人!こんなにたくさんの元気なおじいちゃんおばあちゃんの集まりは見たことがありません。ちなみに、
平均年齢は80歳、最年少は75歳、最高齢は99歳!?
驚きすぎて泡を吹いてしまったため記憶は定かではありませんが、100歳をさまよっていたような。
そんな割と高齢な皆さんですが、例に漏れず80%が畑仕事でお忙しい時期とのこと。元気すぎるよ、最強ぐらんまぐらんぱですね。
そして一番驚いたことが、丁度読み進めている下川町史(ようやく平成に入りました)に名前が載っている方がちらほら出現。え!?嘘だ!かの有名なあの人!?ってなり、お話を少しお伺いしたりなんかしました。大きな収穫がもう1つ、皆さんの話についていけるようになったのです。「お前、慶應からきて俺たちよりいろいろ知ってるだろうからって思ってるだろうけど、下川について、そして時代の流れについては年寄りの方が詳しいんだぞ。だから生半可な気持ちで来てはいけない!」と愛のムチをくださったおじいさまとのお話になんとか食らいついているのを見て、「ちゃんと勉強してるじゃないか、やるな!」と応援してくださいました。下川町史、読んどいて本当によかったと胸をなでおろしました。
長野出身で東京(本当は神奈川だけど、いいでしょ?許してw)から来ましたとか言ってるから物珍しいようで、皆さん若造を囲ってたくさん話しかけてくださいました!しかし、清水は聖徳太子ではないため、みなさんが何を言ってるかさっぱり・・・。困り顔に気づいてくださったおばあさまが私の手を引っ張り、彼女のグループに仲間入りさせてくださいました。そこからいろんな井戸端会議にお邪魔していたため、お写真をあまり撮影できませんでしたが、本当に活気のあること!!!
今回のクラブ活動は、私とお話をすることと、次週にある福祉運動会のための踊りの練習をすることでした。
ということで、
清水、初!!!
下川ばやし&北海盆踊り挑戦!
下川ばやし
北海盆踊り
一目瞭然だと思いますが、踊りの早いこと早いこと!早すぎてついてけず、老人クラブのみなさんに手取足取り教えてもらいました。全然わからないのに、
「若いってすごいね、次から1人で踊れるべ!」
なんてからかわれる始末。必死こいて踊りまくりました。
なにがあ〜どーしたどーしただっ!って泣きそうになりましたがこんな交流の仕方は初めてだったので意外と楽しめました。皆さん下川にお越しの際は是非、予習してきてみてはいかがでしょうか?
さて、踊りの練習も終え、お昼時に。毎週、皆さんは活動が終わった後、おしゃべりしながらお昼を食べるのだそう。私はここでお暇しようと思ったらまさかのランチに誘っていただきました!いろんな方からお菓子や矢内パン、かの有名なザンギをいただき、優しさに包まれるとこうなるのか、と皆さんに甘えつつ、お話を聞きながらお昼をいただくことに。
たくさんのプレゼントを一部抜粋
老人クラブさんの創立55周年記念誌を書かれた北村さんは本当に優しくて物知りで、文才もあり、こんな素敵なおばあちゃまになりたいと心から思うような方でした。こんなに素敵な皆さまがこんなに下川に集まっているのが不思議で仕方がありません。
さらにさらに、次週行われる福祉運動会にもお誘いしていただきました。その上、運動会を飛び越えてお家にお呼ばれなんかもされました。なんて優しい。どんどん誘ってくださる。ということで、いろんなところへお邪魔することになりましたので、その記事も乞うご期待!
今までの外回りで気づいた今後の戦略として、
同世代、仲の良い人同士でのワークショップ等、意見交換会を実施し、世間話的にSDGs的要素を抽出。目につく点はそれぞれ違うため、質問に答えたり、一緒に考えたりをする必要がある(1班につき1人サポート役が必要)。
というなんとなくの傾向?をつかめてきました。大変大きな収穫なので、これからもたくさんの方と交流を深め、外からの目線と中からの目線を兼ね備えた人材としてアンテナを張っていきます。
ということで、ようやくVol. 3の補足を終えたので、詳細編は今の所幕を閉じさせていただきます。
今後はこのような半端な記事にならないよう、気をつけていこうと思います。
これからも、拙い文章ではありますが、お付き合いいただけると幸いであります。
次回はお知らせを少しさせていただきます!お楽しみに〜!!!