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下川暮らしのひとみってぃ Vol.7

みなさんこんにちは、実はもう下川町から帰ってるのに、まだまだ1か月しか下川暮らしをお伝えしていないため、あと4・5か月、頑張って書きます!書く書く詐欺をしてしまい、ごめんなさい泣

永遠の推しはテイラーです←誰得!?

本日は、7月、下川町最初の清水案、HLPF前最後の取り組み、

①『SDGsで考える、下川Best VS Worst WS』を役場の若手職員に密かにやってました☆

②佐藤将平さんおかえり!!!

をお送りします!

 

『SDGsで考える、下川Best VS Worst WS』を役場の若手職員に密かにやってました☆

そうなんですわ、実はやっていたんです、ワークショップというものを。 役場でSDGsをやっている部署はたったの2つ。

・政策推進課のSDGs戦略室(蓑島さんが室長さんで、私が下っ端をやっているところ)

・森林商工振興課(林業、商業、さらには一の橋のバイオビレッジの管理をやっているところ)

ここくらいなんですよ。その他の課はSDGsが身近にあるわけではなく、完全に

「2階でなにやらやっていること」と割り切られている傾向が・・・(下川町の2階に両課あり)。

そのため、SDGsってこんなに自分たちと関係あるんだよ!っていうのを知っていただき、SDGsがある生活を当たり前にしようと、

"私の下川生活までにみなさんがSDGsジョークが言えるようになる!"

という目標を勝手に掲げてやりました。このワークショップを経て、どういう発表やワークショップ、手法が下川町民の心に刺さるのかのアイディアを得ようと挑みました。

「研修」として役場の若手職員の皆さんを対象として行い、これで少しずつ親睦を深めることができたらな、と思いながら、

発表わっしょい!

・清水瞳とはだれぞや?自己紹介

・なんで下川町に来ることになったのか ・今まで下川町でなにをしてきたのか?(マップのお披露目会!)

・SDGsとは? ・今後下川町を、自分の生活をどうする?

で、ワークショップスタート!これぞ、

『SDGsで考える、下川Best VS Worst WS』!!!

そうなんです、このアイディアに至ったわけ、が、実は実は!?

1年以上前にさかのぼります!その頃、私とわだめさんはちょうどしもかわSDGsマップ(詳しくは下川滞在記2019 Vol.4へGo!)の構想段階におりまして、アイディア出しをしていました。いろいろごちゃごちゃ書いているのですが、下の真っ赤のほうでは、「悲しみしもりんMap」があるかと思います。

"もし、しもかわから木が逃げたら"

とか意味わかんないこと言ってるんですけど、あえて、しもかわのマイナス面や、当たり前にあるものがなくなった場合どうなるのかを考えるのも面白いかもね~なんで思っていたんですよ。 それが今になって役に立つなんて!?ちなみに、下川でも大変お世話になっている枝廣先生しもかわ版SDGs作成時にSDGs未来都市部会の皆さまとやられたワークを参考に、最強最悪ワークショップ、スタート!

 

本研修で集まっていただいた職員の数は、聞いてびっくりの18名!ありがたや~(途中退出含め)

3グループに分かれていただき、じゃんけんで最強組になるか、最悪組になるかを決めていただいたところ、

最強組:2組

最悪組:1組

という配分で取り掛かりました。

 

最強組:

この方たちに触れていただくSDGsの要素はバックキャスティング!今ある下川町が2030年、どんな街になっていたら嬉しいかを全力で考えていただきました。下川町でいうと、在りたい姿ですね!

その在りたい姿、目標的なものを最初に悩みながら決めていただき、その目標に向かって何が必要なのか?を考えていただきました。

わかりやすいメタファーはないかな?と考えていたら楽曲が浮かび上がりました。

そう、若者ならば誰しもわかる、Back Numberの『高嶺の花子さん』

このメタファー、案外わかりやすかったようで、どんどんみなさんアイディアがでるでる!

なので、最強組は無邪気にきゃはきゃはおおはしゃぎ!

こんな下川にしたい!これがほしい!あれがほしい!!!!それをSDGsの視点で見ていただきながら、ペタペタカラフルなゴールを貼っていっていただき、まるでピーターパンのような未来予想図が出来上がりました。

『特産品たくさん下川町』で、壺が高値で売れたり、『下川ベガス』で娯楽が少ない下川町をベガス化し、下川空港ができるなど、便の悪さ、町として生存していくために何が必要かを考え抜いた皆さんのキラキラ(いろんな意味で)したアイディアをいただきました。







カラフルでキラキラな未来予想図、楽しそうな最強組

 

最悪組:

この方たちに触れていただいたSDGsの要素は、インターリンケージ*です。それも、シナジー、トレードオフを見極め、それらを記していただくという大仕事!

*インターリンケージ:課題間のゴールの相互関連、及ぼす影響を示す。ある課題を解決するためにどのような影響がゴール間で起こるか。+の影響がシナジー、-の影響がトレードオフ(詳細)。

これはシステム思考にも通じまして、じつは枝廣先生が未来都市部会でもやっていたこと!

つながりを考えるワークなんです。こんな感じですよ!といったらなるほど!と納得して黙々と取り掛かられました。

最悪組は打って変わってシリアスな空気、まるで取り調べのよう・・・。

このグループにはとことん危機感を持っていただくためにくら~い雰囲気にしました。 メタファーに使ったのは、尾崎豊氏の『15の夜』

この世界観で進めていってください!行先のわからない未来に向かって、自分がなくなったら困る!と思うものを最初に赤バツで消していき、その消したものから生まれる影響をどんどん辿って行ってください、とお願いしました。

すると最初に消されたのはスーパー。ちょうど今年町内にあった2つっきりのスーパーがたった1つになったばかり。相当与える影響が大きかったこのスーパーの廃業。それを機に、真っ赤なバツ印がどんどん増えていき、マイナスのゴール(白黒)のもので埋め尽くされる。逆に栄えるものも出てきまして、それが神頼みの神社!

最終的に、題名は

『神の國、パンケ・ヌカナン(アイヌ語で下川)』

シリアスな笑いに包まれるお先真っ黒予想図

 

結果:

ああ恐ろしいこの差の披露会がスタート!

最強班の2組はわいわい楽しく自分たちの未来予想図を披露。

・こんなことを良さだと思っているんだ

・こういうものがほしいんだ

・2つの班でアプローチの仕方がこんなにも違うんだ!

 娯楽がないから、つくろう:日ごろの不満からのアプローチと、

 下川町の特産品を増やしたい:今あるものを強めていくアプローチ

など、皆さんの"want"の部分がたくさんでるとともに、バックキャンスティングという手法をとると、こういうことをしないといけない、などの手段がみえてきて、下川町は町をよりよくするために、このSDGsというものを取り入れたまちづくりをしているんですよ!ということを伝えられたかな?なんて思います。





僕たちが目指す2030年の在りたい姿はこれです!そのためにはこんなことが必要です!

その一方で、最悪組の発表会は真っ黒けっけ!

彼らの発表を聞いて、

・自分たちが動かなければいけないという危機感、やばさ

・本当に下川に、自分たちにとって必要なもの

・下川、自分にとって大切なもの

・ある1つのことが多岐に渡っていろんな影響を与えること

が明らかになったと思います。最初は『神の國、パンケ・ヌカナン』というパワーワードに笑いが起こっていましたが、話を聞いているうちに、どんどん皆さんおお顔が険しくなっていく。

これがリアルですよ。というように語る平木君(生年月日清水と全く一緒の双子マイバディー)。

ネバーランドのような未来予想図をつくっていた最強班ははっとした顔をしていました。

自分たちはお気楽にやっていたけれど、本当にこれは必要なものなのか?

 

まとめ:

今回のワークショップでは、2つの異なるアプローチをしていただき、自分たちがほしいと思うものと、自分たちに必要なものは必ずしも一致しないということにも気づいていただきました。本当に必要なものは、自分たち、まちにとっての課題と、目標、在りたい姿の両方が合致したときにこそわかるともいわれています(フューチャー・ランゲージを参考にした考え方)。これは以前所属していた研究会でやっていたことで、こうやってつながるんだと感動。

自分たちでどんどんアイディアや意見を言う大切さ、それを実現していくには、お互いに足りないものを補完し合うということの重要さをお伝え出来たかな、と思います。

アンケート:

また、皆さんにアンケートを取ったところ、こんな結果でした。

補足:蓑島さんとは誰ぞや→スーパー公務員で、下川町のMr.SDGsとして今や日本中でひっぱりだこ。 清水が下川町のアンバサダーになれたのも、インターンできたのも彼のおかげで、清水の尊敬する上司。若手職員と関わる機会が少ないため、雲の上の存在として崇められているとか!?

ここで気づいたことはですね、結局お話をしても、ワークショップをやっても、こうやって数字にして見るとほぼ変わってないじゃん!ってこと。あははははは・・・泣けるぜマジ

だから結局、皆さんからの生の声が大事なのかな?とかなんか思いながら。

次の課題ですね。

また、10年後のために何をしたい?何ができると思いますか?という質問に対し、

ゴール別にみてみると、ゴール4の教育についての関心が一番多かったです。

・子ども向けの授業でこれをやりたい!下川町への興味関心にもつながるはず。

・自分の子どもがSDGs的考えができるように、日ごろからSDGsを使って褒めたい!

・生活に結び付けたSDGsの意識を持つようにしたい。

ここで面白い話が、ゴール12、ゴール2の2票は2人が2つを選んでいました。面白い!考え方が似ているのかな?とか思いました、2人ともいじられキャラ?ですし。日ごろの生活から気を付けるという意識、大事!絶対!!!

その一方で、

”SDGsは17ゴール全部揃ってこそ!SDGsを身近に考えて、SDGs的考え方ができるようにしたい!”

とおっしゃってくださったのは保健師さん2人。もともと町民の健康を願ってやまないお2人は、健康な皆さんを増やすためには、ゴール3にだけ取り組んでいても解決できない!他のゴールも取り組まないと長い目での町民の健康は望めない。これこそインターリンケージですね。

ということで、これはほんの一部ですが、皆さんの想い、しかと受け止めました。

また、これから町民にSDGsを広める、自分事にするためのヒントも集めました!

・情報配信、SNSなどを活用したらベター!

・付加価値をつける!これがもらえるよ!これが食べれるよ!とか

・子ども向けに授業の一環でやってほしい!

・町の、生活の、自分とのつながりがわかるような伝え方。

・17目標の説明もしてみたら?

お仕事がお忙しい中、研修に参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました!

清水、頑張ります!

さあ、国連から帰ってきたらどんなことができるかな?

わくわくするばかりです。

 

②佐藤将平さんおかえり!!!

私の過去2回の下川滞在を兄のようにかわいがってくださったしょーへーさんが帰ってきてくださいました!え?どこから?なななんと!?

吉本興業

え?吉本ってあのお笑いの?そうです。

実は、大阪吉本に出向していたしょーへーさん、その理由は、下川町と吉本興業が連携協定を結んでおりまして、地域活性化のために、しもかわで新喜劇をしましょう!ってことになりました。

ということで、下川町株式会社を立ち上げ、『しもかわ森喜劇』と、品川監督の映画を下川町でやることに。しょーへーさんは『しもかわ森喜劇』のプロジェクトリーダーとして吉本に潜入。

そんな中無事帰還したしょーへーさん。役場では隣のせきになりました!わい!

これからしょーへーさんを中心に私たちで下川町を笑いで盛り上げ、新喜劇を下川町で開催するためのプロジェクトが本格化します!

その頑張ろう会、しょーへーさんお帰りなさい会、部署移動のお別れ&ウェルカムパーティーを開催!なぜか次の日に下川を去り、国連へと向かう私もいってらっしゃい会をしていただけました。優しすぎる泣

そんなわいわいがやがやカオスな会で、さらなるカオス、しょーへーさんの2か月の成果を生でみせていただけることに!同じ部署のいけいけお兄さん、たかおさんがすっちー役になり、乳首ドリルを披露。完コピ具合がすごかったです。ちなみに、すっちーは乳首ドリルをするとき、いつも真顔なんだそうです。そのため、再現度を高めようと、たかおさんは真顔で乳首ドリルをしたところ、普通にMr.ドSにみえすぎて我々は言葉も出ませんでした。 そんなたかおさんは町の広報やふるさと納税を担当されており、かわいいちびっこのいい写真がありすぎて頭を抱えて真剣に悩んだり、人に刺さるような?SNSでバズる?文面を考えたりするお茶目な一面もあります(SNSやってないらしい)。

そんなこんなで、しょーへーさんが帰ってきて、ようやく勢ぞろいな政策推進課、今後一緒に働かせていただくことがたのしみです!これからもよろしくお願いします!

 

さて、次回は下川に戻ってから!NYCかぶれしていないことを願います。お楽しみに!!!

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